学習塾と教育と
こどもを塾に通わせてる家庭はとても多く、
「一度も通わせたことがないよ」という家庭の方が珍しいような雰囲気のこの頃。
パート仲間と話しをすると、なんらか教育費で頭を悩ませている主婦も多い、
「お金がねぇ、かかるのよねぇ・・・」
「子どもが小さいうちに塾貯金をしとかないと大変よ・・・」
なんて話を耳にする。
そもそも一日中、朝の8時頃から夕方16時頃まで、毎日学校に行っているのに
なぜ更に塾が必要なのか。
学校で完結することは不可能なのだろうか?
よりよい学校に進学する為に、小学生の子供が夜遅くまで塾に通い、夜の11時頃に食事をさせている知人がいた、寝るのは当然12時をまわる。
貴重な子ども時代、たくさん体を動かして友達と遊び、食べて、宿題くらいは
やってもよいが、夜は早く寝かせたい。
現実は昼は学校、夜は遅くまで塾や習い事と大忙しだ。
しかも親は高額な塾代捻出のため、パートでへとへと、
口癖は「早く、早く」とこどもをせかしたことはないだろうか。
更に、塾で先んじて教わっているので、学校の授業はあまり重視していない子供も
多い。教育費が十分に捻出できない家庭のこどもは学力が上がらず、
貧乏スパイラルという話しも聞いたことがある、これは非常に問題だ。
才能のあるかもしれない子供も環境次第では引き出せずに、
終わってしまう可能性がある。
北欧のどこかの国の教育方針で、おちこぼれを作らず、子供が教えあって
補いながら学習をするというTVの場面がなぜか頭にずっと残っている。
恐らくこの子供たちは学校で学習を完結させているのではないだろうか。
塾にはそれでもなお、目指す何かがあって高みを目指し、自ら選んで行くなら
それはそれでも良いと思う。
みんなが行っているのでとりあえず行く、のでは困る。
夜中まで学習しないとこれからの国際社会の競争に勝ち抜く優秀な
サラリーマンが生まれない?本当に?
高みを目指すと言っても、現状では今の子供が就職するころには日本の企業は
ほとんど外資に買われており、利益は外国人投資家へ流れていくとのこと。
教育を根本的に考え直し、落ちこぼれを作らず、長所を伸ばし個性にあった教育
でせっかく支払っている税金で教育を完結し、社会を変えられる子供を育てよう、
やればできる。
そして子供は早く寝ろ。
健康・趣味 ブログリンク