Tiny seed.

~わたしが疑問に思うこと 

食糧危機っていわれても・・・

世界的な食品価格の高騰、肥料の高騰、農業の高齢化などで、

食料危機に備えよ」という方の意見は大体こうだ、

備蓄をする田舎で家庭菜園、またはコミュニティーを作り仲間で協力

していくなどだ。

 

ある方は「50万も買えば1.2年の米は確保できます」

と言っていたが、庶民には無理。

保管場所もなければ、50万円はなんとかもっていないわけではないが、

庶民は絶対に来るのかわからないものになけなしの貯金は使えない。

 

田舎で家庭菜園は、子供がちいさいうちで若い夫婦であれば、

移住も本気を出せば出来るかもしれないが、

子どもが中学生以上ともなると受験や進学のことを考え、

突然田舎に引っ越すことも難しい。

 

コミュニティーを作る、都会育ちで親戚づきあいもなく、

友達も田舎にいない、コネもツテも無し。

小規模の仲間づくりが重要らしいのだが、独身ならまだ飛び込んで、

アクティブに勉強会か集まりに参加もしやすいかもしれないが、

中年子持ちとなるとなかなかハードルが高い。

 

ちなみに我が家は車の所有がなく、週末にどこか郊外に出かけて家庭菜園や

場所を探すのもなかなか難しいので八方ふさがりだ。

 

苦し紛れに都会のベランダトマトハーブラディッシュ

バジルなどを植えてみたが

取れすぎて困っちゃう」というようなことは起こらなかった。

トマト数個、バジル最初だけであとは育たず、おおよそうまくいったとしても

収穫は家族がお腹を満たすなんてベランダでは到底無理。

 

いずれ田舎に引っ越したいが、

よくてあと数年なんとか都会で頑張らなければいけない。

 

いま普通の人にできることはなんだろう。

自分で生産能力がないので、せめて年間契約などで農家さんの収入を安定して

支えることなのか。

うーん、思いつかない。

三人寄れば文殊の知恵」・・・

同じ悩みの人のサークルでも作り、皆で何か案を出し合うのはどうだろう。

都会のみなさま、あなたはどうしますか?

ところで、

樹木希林さんのお嬢さんの内田也哉子さんと中野信子さんの対談だった

だろうか、樹木希林さんの子育てエピソードの一つに、

食事の話があったように思う。

希林さんは也哉子さんの食事にあまり手間は掛けず

きちんとした調味料や材料を使っていれば大丈夫だ!」のような事で、

味噌汁玄米におかず?の素朴な食事を出していたという。

この話に希林さんらしい哲学を感じ、無理しない、流されない、

わたしはわたし、という人柄にあこがれた。

子どもにとってはありがたくないかもしれないが、大人になってから、

アリだな」と気づくかもしれない。

質素な食べ物と言っても、きちんと調理された、

出汁のきいた味噌汁や、美味しい玄米、ぬかずけなどは、

こだわれば、なかなか難しいし、極上品にもなりうる。

なぜか玄米はとても腹持ちがよく、そのあとお腹がすきにくいので、

自然と間食が減るように感じる。

 

例えば家でカレーを作ると、普段より沢山ご飯を食べてしまうが、

サラダなど副菜をつけるとご飯を大量に食べるのを少し防げる。

持論だが、単品の栄養素を大量に摂取しても、栄養が不足し

まだ栄養が足りないよ~」と体が要求して、

間食してしまうのではないだろうか。

経験上いつもそう感じる。

 

話しは戻るが、食料危機は希林さん食を食べてやり過ごす、

それさえも手に入らないとなればもうお手上げだ。

岡本信人さんは野草を食べることで有名だが、弟子入りしたい心境だ。

 

あまり心配しても仕方がないし、けれど少しは考えた方がよいと

思う。

ちなみに昆虫食はごめんだ!

本当に最終手段は俳優の榎木孝明さんの不食に少し関心がある。