サイレント・インベージョン ~静かなる侵略
サイレント・インベージョンは
オーストラリアの知識人であるクライブ・ハミルトンが
2018年に出版し話題になった著書
『サイレント・インベージョン ~オーストラリアにおける中国の影響~』
静かなる侵略、英語: Silent Invasion: China's influence in Australia
で一躍世界で話題になった言葉であるが、経済紙などすっかり読まなく
なったので、わたしの中では最近気になるワードとなった。
内容は
オーストラリアの政界や市民社会における中国共産党の影響力増大について
書かれている。
中華人民共和国政府がオーストラリアにおける自国の諜報網と影響力を拡大
するために行っている体系的な企てが詳述されている。中国の影響力増大が
「オーストラリアの主権の侵食」を引き起こしているとのこと。
一部抜粋:サイレント・インベージョン - Wikipedia
開かれた自由主義国家に政治、経済、産業、学校教育、移民など、
あらゆる角度から中国が浸透していく戦略で、中国にはこうした
「目に見えぬ侵略」をするための「統一戦線工作部」をはじめとした
各種工作機関があり、世界各国で暗躍しています。
中略
中国によるチベット人の人権弾圧問題に抗議するための合法で平和的なデモに参加した際、多数の中国人たちが押し寄せ、彼らが、デモ参加者のオーストラリア人に殴る・蹴る等の明らかな暴行を受け重症を負う…という現場を目の当たりにしました。そして、現地の警察は成す術もなく無力でした。
これがきっかけで、ハミルトン教授は、オーストリア政府は中国共産党に何らかの「忖度」をしているのではないか?オーストラリアは中国に支配されているのではないか?との疑問を抱くようになり、偽善者ではなく、真のリベラリストとしての矜持を持って果敢に調査を開始しました。
中国共産党による豪州の政治や経済界への干渉は「目に見えぬ侵略」であり、(既存の)法律には巧みに違反していない点も危険である」「誰もが参入できる自由主義社会に入り込み、民主主義を利用して民主主義を壊す侵略を違法化すべき」と警鐘を鳴らしました。
日本も進行中か。中国から「見えぬ侵略」を受けた豪州の深刻度 - まぐまぐニュース! (mag2.com)
日本でも2008年に長野で、チベット支持者に対して暴行を働き、中国共産党サイドが動員した学生ら数千人規模の衝突があったが、
日本の大手メディアは、明らかに、意識的に中国側を擁護している…としか思えない報道をしています。
各国では中国系の富豪が、政治家や大学に多額の資金を提供したり、ビジネスマンが買収され、このような事態になっているとのことである。
また「1000人計画」なるものも見つけた。
知識の上でも着々と計画は進行中だ。
「千人計画」は、世界レベルの理工系人材1000人を破格の待遇で国外から引き抜き、中国の経済発展に貢献させるのが狙いで、2008年から国家的なプロジェクトとして始まった。
破格待遇の中国「千人計画」 経済スパイ疑い、米が集中捜査:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
なんと経済スパイとして、刑事訴追や有罪が確定した事件も起きている。
戦争はミサイル攻撃だけだはなく、静かに数年に渡って行われる。
こんな方法があったとは…
中国は何を目指しているのだろう、
理由については、古くからの地政学的なものであるとか、思想的なもの、
絶えず外部に拡大をしていかないと国内が持たないからだなどを
聞いたことがある。
おそらく日本人には理解不能である根深い事情があるのだろう。
日本は30年来の不況で、コロナの影響もあり、地方の土地や建物などが
中国資本に買われているといいます。
中国人を急に敵対視するものではないが、島国の平和な国日本において、
日頃は考えもしなかったことが、少しずつ起こり始めている。
政治にも静かに静かに入り込んでいて、取り返しのつかない事になる前に、
国民が知っておくべき情報だと思う。
日本の土地は日本のものであって欲しいし、
日本企業は日本のものであって欲しい。